「肩書を棄て謙虚な姿勢で」躬素士之業、朝夕孜孜

素士の業を躬がたし、朝夕に孜孜す

―躬素士之業、朝夕孜孜―

[原文](三国志 魏書 賈詡伝)
躬素士之業、朝夕孜孜
[書き下し文]
素士の業を躬(きゅう)がたし、朝夕に孜孜(しし)す
[原文の語訳]
仕官していないような身の振る舞いを、朝から夕方まで熱心に励むようにする
[解釈]
役職者でありながらも無役のような謙虚な姿勢を、朝から晩までを問わず心がけるということです。
できるトップは肩書など関係なく、分からないことは誰であろうと素直に術を乞うものです。
特に跡継ぎ候補となると、組織に属した時から何らかの役職を与えられている場合があります。そういった場合にこそ、この心構えが重要となります。
過去の栄光にすがり、すっかり廃れたにも関わらず、自分だけまだ影響力を持っていると勘違いしているトップには困りものです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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