「棘があるから柱にならない」枳棘之林、無梁柱之質

枳棘の林に、梁柱の質なし

―枳棘之林、無梁柱之質―

[原文](三国志 魏書 王脩伝)
脩聞枳棘之林、無梁柱之質
[書き下し文]
脩が聞くに枳棘(ききょく)の林に、梁柱(りょうちゅう)の質なし
[原文の語訳]
わたくし王脩が聞くところによると枳棘の林に植わっている木々には、梁柱にできるようなものはない
[解釈]
枳(からたち)と棘(いばら)にはともに棘(とげ)があり、梁柱にできるような材質のものはないと聞く。自分はその枳棘であって、今の職責を全うできないということです。
また、自分は棘(とげ)がある性格だから、リーダーには向かないという謙遜の表現にもなります。棘が引っかかって潤沢に事を進めることができないということにもなります。
自己謙遜のうちであればよいですが、周りからの人物評価でこのように言われないようにしましょう。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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