未だ嘗て西に向いて坐らず
―未嘗西向坐―
- [原文](三国志 魏書 王脩伝)
- 未甞西向坐。
- [書き下し文]
- 未だ嘗(かつ)て西に向いて坐らず。
- [原文の語訳]
- これまでに西に向いて座ったことがない。
- [解釈]
- 司馬昭がいる西方向に座らない、納得できない相手に服従する所作をしないということです。
- 理不尽な理由で父を殺された司馬昭に対面するような方角に向けて座ることはしなかったということです。
- 納得できない相手に屈服や服従しない強い意志に現れです。感謝の気持ちで「足を向けて眠れない」とは相対する言葉ですね。
- 今だと相手の背に太陽がくるような逆光の位置に立たないというところでしょうか。
- あからさまな態度をしてしまうと相手を逆撫でする場合があるので注意が必要ですが、屈しない気概は持ちたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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