王者の兵は、征あるも戦無し
―王者之兵、有征無戦―
- [原文](三国志 魏書 鍾繇伝)
- 王者之兵、有征無戰。
- [書き下し文]
- 王者の兵は、征あるも戦無し。
- [原文の語訳]
- 王者の兵は、征伐はあっても戦いはない。
- [解釈]
- 王者は反逆者を討伐する征戦はあっても、相手の土俵に降りて戦うことはしない、王者は格下と競合するような戦いはしないということです。
- 大手は圧倒的な商品力や営業力で他を退けることはしても、隙間市場的な分野や商圏にはあえて参入することはしないということです。
- いくら大手でも町工場やベンチャー企業に敵わない部分があります。そうした場合は全てを自社生産とはせず、下請けとして連携するのです。
- 確固たる地位がある商品なのに、新興勢力に余計な脅威を感じて、蛇足的な付加価値をつけてしまうことでせっかくの商品力を削いでしまってはいけません。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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