平地は険無し、なおかつ艱難
―平地無険、猶尚艱難―
- [原文](三国志 魏書 董昭伝)
- 平地無險、猶尚艱難。
- [書き下し文]
- 平地は険無し、なおかつ艱難(かんなん)。
- [原文の語訳]
- 平地には険しところはない、それでも困難なものである。
- [解釈]
- 平坦な地を進軍するだけでも決しては容易ではないということで、現状のまま上昇を続けることでさえ難しいということです。
- 今のまま何事もないとしても業績を上げ続けることは難しく、さらに何か事が起きたとするとさらに困難を極めることを胆に命じることが大事だということです。
- 競合相手やライバルがいないところでもシェアを伸ばし続けることは決して楽ではありません。まして相手が登場したらなおさらです。同様に相手の領域を切り崩すのは更に困難を極めるのです。
- 現状を維持したままで伸び続けることはありません。常に効率化を続け、成果が頭打ちとなったときには撤退や削ぐことも考えておかなければいけません。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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