一つの道に行くは、狭きに至るなり
―一道而行、至狭也―
- [原文](三国志 魏書 董昭伝)
- 一道而行、至狹也。
- [書き下し文]
- 一つの道に行くは、狭きに至るなり。
- [原文の語訳]
- 一本の道だけで行くのは、余裕をなくすことになる。
- [解釈]
- 一本の道だけで進むのは、狭いうえに余裕がない状態になるということです。
- 選択肢がない状態では考えに幅がなくなり、窮屈で制約が厳しくなるものですし、誤った場合の損害は計り知れません。
- 一品で勝負する場合、もし受け入れられなった場合のリスクは甚大です。万全の体制を確立してから勝負するわけですが、できる人はその上で予期せぬ状況に対するいくらかの対処法を用意しておくものです。
- 一方で初めからこの道しかないという強い決意を持つことで、ブレることなく一点に集中できるという利点でもあります。しかし、こういう場合は上手くいかなかった場合でも周囲を巻き込まないようにする必要があります。あくまで自分自身の責任の範囲に留めておきたいものです。
- 一点集中もよいですが、選択肢を用意することはそれにより視野が広がるものです。その中で最善のものであったり、自分にとってリスクを負ってでも成長の糧にするための挑戦に値する選択肢を選びたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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