2018-02-04-todays-word
虎狼に路で當たらば、狐狸を治ず
―虎狼當路、不治狐狸―
- [原文](三国志 魏書 蔣濟伝)
- 虎狼當路、不治狐狸。
- [書き下し文]
- 虎狼に路で當たらば、狐狸を治ず。
- [原文の語訳]
- 虎や狼が路上を遮っていたら、狐や狸は駆除しない。
- [解釈]
- 猛獣のような大きな害悪さえ駆除すれば、小さな害悪は自然と消え去るからわざわざ駆除しなくてもよいということです。
- 諸悪の根源を断ち切れば、関連する小さな問題はなくなります。ボトルネックを解消すれば諸問題もクリアできてスムーズに事を運べるようになります。
- 要人を抑えこんだり処罰すれば、それにより感化される部下や末端の人にまで手を下すことは必要ないのです。
- 動線上にあるただ一つの邪魔な物をどうにかすれば、他の複数のものを再配置しなくてもよい場合があります。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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