求めて之を得るは、貴に足らずなり
―求而得之、不足貴也―
- [原文](三国志 魏書 蘇則伝)
- 求而得之、不足貴也。
- [書き下し文]
- 求めて之を得るは、貴に足らずなり。
- [原文の語訳]
- (利益を)求めて手に入れることは、尊重すべきことではない。
- [解釈]
- 利益というのは結果として得ることができるもので、自分から利益を求めるようなことではないということです。
- 利益がなければ個人の生活や組織の存続は難しいのですが、それだけを目的にするのではなく、社会への貢献をすることで収入を得て、その中に利益があるということです。まずはすべきことをするということです。
- 対価をもらうことが基本ですが、そこに付加価値を付けて相手の満足度を上げることで得られる分が利益となります。初めから利益重視ではボッタクリや詐欺などと批判されかねません。
- また、自ら努力することもせず、安易に下請けや仕入先に対して値引きや値下げを執拗に迫るようでは相手を尊重しているとは言えません。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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