悪を悪むに其の身に止める
―悪悪止其身―
- [原文](三国志 魏書 王粲伝)
- 惡惡止其身。
- [書き下し文]
- 悪(あく)を悪(にく)むにその身に止める。
- [原文の語訳]
- 悪を憎んでもその人だけに留める。
- [解釈]
- 人を批判するのに、その家族や先祖までをも対象にすべきでない、その人だけで止めておくということです。
- 犯罪を犯すと、どうしても本人だけではなく、その家族にも批判の目が向けられるものです。
- 一人の不祥事が、組織であったり属するもの全体が悪であるかのように扱うことがあります。確かに組織ぐるみでの不正もあります。その辺りはしっかりと見極めて批判しなくてはいけません。
- 一方で自らは、そうやって組織や家族の看板を背負っているという責任感をもつことが大事です。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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