「補助照明を用いる」非一明所能徧照

一明能く徧を照らす所に非ざる

―非一明所能徧照―

[原文](三国志 魏書 杜畿伝)
非一明所能徧照
[書き下し文]
一明能(よ)く徧を照らす所に非ざる
[原文の語訳]
一つの明かりで隅々まで照らすことはできない
[解釈]
広大な範囲を一つの明かりだけで照らし切ることはできないし、物があれば影ができる。秀でた人物であっても一人では全体を統率することはできないということです。
優秀なトップの周りにはそれを補佐する人々がいるものです。できる人でも体は一つ、共同体となってともに発展させる仲間がいるものです。
全体が明るくなっている場所では、中央にある大きな照明が目立っていますが、よく見渡すとあちこちに間接照明など補助照明が設置されているものです。
強い組織というのはLED照明のようなもので、個々は小さくても多く集まることで強い光を発します。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

#三国志 #正史三国志 #魏書 #蜀書 #呉書 #今日の一言 #杜畿 #杜恕
[ad#book]

今日の一言

今日の一言

コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています

タイトルとURLをコピーしました