自ら持つ所の麾を以て遼に授ける
―自以所持麾授遼―
- [原文](三国志 魏書 張遼伝)
- 自以所持麾授遼。
- [書き下し文]
- 自ら持つ所の麾(さしずばた)を以て遼に授ける。
- [原文の語訳]
- (曹操は)自らが持っていた軍勢の指揮をとる旗を張遼に授ける。
- [解釈]
- 張遼のその勇猛さに曹操は麾(さしずばた:軍勢の指揮をとる旗)を張遼に与えて指揮を執らせた。つまりリーダーとしての能力を評価して権限を与えるということです。
- 「名選手、名監督にあらず」という場合もあります。トップは意欲や統率力などリーダーとしての資質を備えているか総合的に判断する必要があります。若くして年長者の上に立つプレッシャーにも耐えうる精神力も大事な要素です。
- 資質を備えていれば抜擢することで組織内に刺激を与えることもできます。人事権を活用し適材適所で人財の能力開花に努めるようにしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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