己の能所を以てしかるに人の可不の所を能く責めず也
―己能所以而人可不所能責不也―
- [原文](三国志 魏書 王脩伝)
- 己能所以而人可不所能責不也。
- [書き下し文]
- 己の能所を以てしかるに人の可不の所を能く責めず也。
- [原文の語訳]
- 自分にできることをひけらかせて、他人ができないことを責めるのはよくない。
- [解釈]
- 自分ができるかと言って「そんなこともできないのか」と自慢気だったり上から目線で責めてはいけないということです。
- 若手に向かってベテランがよく言いそうなことですね。しかし、誰でも最初からできるわけではありませんし、得手不得手だってあるものです。
- 即戦力といっても過度な期待をかけてはいけません。一方で採用されるため「何でもできます」と見栄を張らないように注意する必要もあります。期待外れほど信頼性が揺らぐことはないのです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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