「手を汚さないと不正を正せない矛盾を惨む」悲しみ喜び慷慨する

悲しみ喜び慷慨する

―悲喜慷慨(ひいこうがい)―

[原文](三国志 魏書 龐淯伝)
悲喜慷慨
[書き下し文]
悲しみ喜び慷慨(こうがい)する
[原文の語訳]
悲しみと喜びそれぞれ激しくいきどおり嘆く
[解釈]
周囲が正義を貫いた称賛と免罪を拒む姿に悲しみ嘆くということです。
不正を正したが、その手段が罪を犯している。この矛盾を前にして周囲は為す術がなく嘆くしかない。司法は見過ごす寛大な処置を施したいが、当の本人が免罪を頑なに拒み罰を受ける意志が固くどうしようもないという状況です。
英雄視される人の中には正義のための死を選んだ人もいます。そこには手を汚してまで不正を正さなくてはいけない矛盾があります。現代ではそこまではいかなくとも、我が身を犠牲にして不正を正し、周囲が慰留を求めても潔く身を引く場面があるのです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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