淵魚に於いては未だ鉤餌に縣らず
―淵魚未縣於鉤餌者―
- [原文](三国志 魏書 陳思王植伝)
- 淵魚未縣於鉤餌者。
- [書き下し文]
- 淵魚に於いては未だ鉤餌(こうじ)に縣(かか)らず。
- [原文の語訳]
- 淵深くいる魚はいまだ針のつけた餌に食いつかない。
- [解釈]
- 餌をつけて釣り糸をたらしているが、淵の深いところにいる魚を釣り上げることができていない。まだ作戦がうまくいかず成果があがってういないということです。
- どこかやり方に間違いがあるのではないか。あるいは餌の近くまで寄ってきているが食いつくまでの欲に駆られる魅力が足りてないのではないかということです。
- 釣り方にはただ餌を垂らすだけでなく、少し動作を加えることで餌が生きているかのように錯覚させて食いつかせたりします。垂らして待っているだけでは無駄に時間を消費するだけになってしまうこともあります。
- やり方に変化をつけたり、担当者を変えるなど新鮮さを持ち込むことで、状況を打開できる場合もあります。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
#三国志 #正史三国志 #魏書 #蜀書 #呉書 #今日の一言 #陳思王植 #曹植 #文帝 #曹丕
[ad#book]
コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています