「問題発覚時の責任者としての自覚」而見其鳴吾君也

而に其が吾君に鳴るを見る也

―而見其鳴吾君也―

[原文](三国志 魏書 陳思王植伝)
而見其鳴吾君也
[書き下し文]
而(しかる)に其が吾君に鳴るを見る也
[原文の語訳]
それが我が君に対して音を立てたためです
[解釈]
主君の乗る轂(こしき)の軋む音に責任をとって自死する理由を述べたものです。
本人は陪乗者であり、本来であれば整備を担当する人物が責任を負うべきところですが、軋む音が鳴った事実に対し、トップ下の最上位者としての責任をとるということです。
たとえ仕入れた品物が不良品であったとしても、それに気づかす使って商品を製造し提供してしまった。最終的に不良品としての問題が発覚した時点での最高責任者は自分であるということです。事前の品質管理や提供前の最終チェックに怠りがあったということです。
取引関係の場合、納入元・提供元は神であって、提供先・顧客は王様という考えでいたいものです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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