其の才力を逞ふし、於いて能く明君に輸さんと欲する也
―欲逞其才力、輸能於明君也―
- [原文](三国志 魏書 陳思王植伝)
- 欲逞其才力、輸能於明君也。
- [書き下し文]
- 其の才力を逞(てい)ふし、於いて能く明君に輸(いた)さんと欲する也。
- [原文の語訳]
- その才能や能力を存分に発揮し、明君のために尽くそうと望む。
- [解釈]
- 自分はまだまだ実力を発揮できていない、もっと仕事を与えてほしいという希望が隠っています。
- 過保護であったり、功績以上の報奨を与えられていることに納得がいかない、もっとトップや組織のために働きたい。まだ安心できる状態ではないはずなのに、お疲れさまでしたという処遇を受けるわけにはいかないと従事を懇願しているのです。
- 組織として上を目指すなら、構成員がもう少し無理をさせてほしい、チャレンジさせてほしいという意欲は大事です。一方でトップも「じゃあやってみろ」簡単に許可することなく、きちんと判断する必要があります。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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