此れ徒らに圈牢の養物
―此徒圈牢之養物―
- [原文](三国志 魏書 陳思王植伝)
- 此徒圈牢之養物。
- [書き下し文]
- 此れ徒(いたず)らに圈牢(けんろう)の養物。
- [原文の語訳]
- それこそ虚しく家畜舎の動物として飼育されているのと同じ。
- [解釈]
- いまの境遇はただ食べるだけで生涯を終えてしまう家畜と同じだということです。
- 生きているうちに何の役にも立つことができそうもない状況を嘆いています。しかも舎内となれば身の自由もありません。これも飼い殺しにあっているという意味になりそうです。
- さらに家畜であれば後に食肉や品物へと何らかの役に立ちますが、人はそうはいきません。ただ、そこで腐らずにいつか来る機会への準備期間として力を蓄えるようにしておきたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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