兵声を先にして而に実を後にする者あり
―兵有先声而後実者―
- [原文](三国志 魏書 鄧艾伝)
- 兵有先聲而後實者。
- [書き下し文]
- 兵声(へいせい)を先にして実を後にする者あり。
- [原文の語訳]
- 宣戦布告を先にして、実動は後にすることがある。
- [解釈]
- 先に戦いに向かうと宣伝をすることで、精神的な先制攻撃をし相手を牽制、動揺させるということです。
- 大手企業では観測気球をあげて反響をみるという手法があります。
- 開発競争において他に先駆けて新商品やサービスを出すのではないか、発表するのではないかというライバルを焦らせる効果もあります。
- 個人であればあえて公言することで、しなくてはいけなと自分で追い詰め、実現に向かう推進力とすることがあります。
- 相手は他社他人ではなく自分自身のこともあります。自分に勝つためにもあえて公言してみるのもよいかもしれません。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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