太上は徳を立て、其の次に功を立てる
―太上立徳、其次立功―
- [原文](三国志 魏書 陳思王植伝)
- 太上立德、其次立功。
- [書き下し文]
- 太上(たいじょう)は徳を立て、其の次に功を立てる。
- [原文の語訳]
- 最良は徳業を立てることで、その次に功績をうち立てること。
- [解釈]
- 人の生業の中で最も良いことは社会貢献の中でも徳業であり、その次は功績を残すということです。
- 後世に功績功名を残すことよりも、社会の中でのたとえ名もなき小さいことであっても徳を積む方が上ということです。
- 功績よりも小さくても徳業のほうが誰でもできますし、徳名の方が周囲の人々の心の中に残りやすいものです。
- お客さんに満足してもらう徳業があってこそ、評判として組織の看板が広く知れ渡るもののですし、商品開発の功労者も困っている人のためを思って生まれた場合が多いのです。
- 後世に名を残すための功名心が強すぎるトップには困りものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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