名を滅ぼさずは、士の利する所
―名者不滅、士之所利―
- [原文](三国志 魏書 陳思王植伝)
- 名者不滅、士之所利。
- [書き下し文]
- 名を滅(ほろ)ぼさずは、士の利する所。
- [原文の語訳]
- 名を消滅させないことは、男としての善行とするところにある。
- [解釈]
- 徳業にしても功績にしても人としての最善の行いであり、結果として名を残すことに繋がるということです。
- 名士と言われる人の多くは地域への貢献が周囲から評価された結果です。それは徳業を積み重ねた長年の功績によるものであるのです。
- 代々続く名家や老舗も徳業を積み重ね、長く親しまれているからこそです。途中で消滅したところには、やはり徳業に欠ける原因があったはずです。
- 継続には変えてはいけない部分と変えなくてはいけない部分があります。善行は変えてはいけませんが、その内容については時代に合ったものに変化させる必要があります。日々改善も徳業のひとつなのです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
#三国志 #正史三国志 #魏書 #蜀書 #呉書 #今日の一言 #陳思王植 #曹植 #文帝 #曹丕
[ad#book]
コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています