「しのぎを削るライバルが減ることは幸か不幸か」此我之不幸、而汝曹之幸也

此れ我之不幸、而るに汝曹之幸也

―此我之不幸、而汝曹之幸也―

[原文](三国志 魏書 鄧哀王沖伝)
此我之不幸、而汝曹之幸也
[書き下し文]
此れ我の不幸、而るに汝曹の幸なり
[原文の語訳]
この件は自分にとって不幸だが、お前たちにとっては幸いである
[解釈]
息子の曹沖が死去したことは期待していた父・曹操にとっては不幸だが、ライバルがいなくなった兄弟にとっては幸せなことだということです。
組織のトップやレギュラーメンバーを目指す中でライバルが減ることは、組織としては戦力が減ることでマイナスですが、しのぎを削るメンバー間では吉報でもあります。
しかしながら去った人物が人望厚く、ライバルを含め周囲から必要とされていたのであれば話は別です。また、しのぎを削っていたからこそ、バランスよく事が運んでいたのに、車輪の一つが外れたことでバランスが崩れることもあります。このひと言は時と場合によります。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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