自ら枹鼓を援し、手が倦するを知らず
―自援枹鼓、手不知倦―
- [原文](三国志 魏書 楽進伝)
- 自援枹鼓、手不知倦。
- [書き下し文]
- 自ら枹鼓(ふこ)を援(えん)し、手が倦(けん)するを知らず。
- [原文の語訳]
- 自ら枹(ばち)と鼓(つづみ)を引き持ち、手が疲れることを知らない。
- [解釈]
- 戦いとなればに自ら枹(ばち)と鼓(つづみ)を使って自軍を鼓舞、指揮し続ける姿は疲れ知らずということです。
- 長時間に及ぶ繁忙な現場で常に的確に指示し続けるリーダーには脱帽です。太鼓を打つだけ打って目立つことだけを考え、実務は簡単に人任せにするようなトップではいけません。
- また指示するだけでも周囲は不満を募らせる危険性があります。自らも動き、適切に判断し指示し、フォローもすることで周囲もついてくるのです。責任者は最後まで見届け、完了の合図を発する責務があるのです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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