子は才多くして識寡なし
―子才多識寡―
- [原文](三国志 魏書 王粲伝)
- 子才多識寡。
- [書き下し文]
- 子は才多くして識寡(すく)なし。
- [原文の語訳]
- 君は才覚豊かだが見識に乏しい。
- [解釈]
- 知識は多いが判断力や物の見方に乏しく、せっかくの知識を活かしきれていれないということです。
- 学歴が立派なら必ず社会で通用するかというと一概にそうとは言えないものです。
- 知識の点ばかりが多くても、それを結ぶ線を自分で張り巡らせないと抜け穴ばかりになってしまいます。経験を積むことで場面場面での多角的な物の見方ができるようになり、点が網目状につながっていくのです。
- 知識を多く集めるだけなく、機会あるごとに複数想定をすることでも経験を積むことができます。経験豊富は何よりも武器になるのです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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