「語らずとも自戒させる」願くば自ら於韋弦に比せん

願くば自ら於韋弦に比せん

―願自比於韋弦―

[原文](三国志 魏書 劉廙伝)
願自比於韋弦
[書き下し文]
願くば自ら韋弦に比(ひ)せん
[原文の語訳]
自分を韋と弦になぞらえたいと願う
[解釈]
聖人賢人は自らを戒めるために、言動することのない韋と弦を手元に置いている。自分もそのような存在になりたいということです。
韋は柔軟で弦は張ってあることで緊張している、双方が揃うことでバランスをとります。その精神を忘れないために、いつも目につくところに置いておくということです。そのような存在になりたい、言葉を語らずとも居るだけで意識させることができるようになりたいということです。
できる人の中には手帳を常に手元に置いているそうです。そこに琴線に触れた言葉や日記的な記録をすることで、精神的な浮き沈みのある中で読み返し中庸を求めるのです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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