昏世の主、黷近すべからず
―昏世之主、不可黷近―
- [原文](三国志 魏書 和洽伝)
- 昏世之主、不可黷近。
- [書き下し文]
- 昏世(こんせい)の主、黷近(どくきん)すべからず。
- [原文の語訳]
- 暗愚な主人には、みだりに近づくべきでない。
- [解釈]
- 暗愚な主人には安易に近づいていると、仲を裂こうとする人物が出てきて身を危険に晒すことになるということです。
- 資質に欠けるトップでは、悪知恵の働く取り巻きに実質権力を奪われたり、親しくしている人物は妬みから危害を加えられる危険性があるということです。
- 共闘を謳っても、トップが相手に取って代わるだけの資質がなければ共倒れになったり、たとえ目的を達成し交代できたとしても実力不足なわけですから混乱を生むだけです。
- ごく少数の取り巻きに持ち上げられているだけなのに、自分は優秀だと勘違いしてしまっているトップには困りものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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