常に壁を鏨て書を蔵す
―常鏨壁蔵書―
- [原文](三国志 魏書 杜襲伝)
- 常鑿壁藏書。
- [書き下し文]
- 常に壁を鏨(さき)て書を蔵(ぞう)す。
- [原文の語訳]
- いつも壁に穴をあけて手紙を収める。
- [解釈]
- 災いを避けるために、もらった手紙の封を開けることなく壁に開けた穴の中にしまっておき自らの潔白を証明した。危機管理がしっかりしているということです。
- 一人の犯罪者から芋づる式に共犯者が逮捕されいる場面で、自分はもらった手紙すら開けることがないくらい、この人物とは付き合いが皆無であるという何よりの証拠になりました。
- 幅広く人脈を広げることは必要ですが、一人の失態で属する組織全体に疑惑の目が向けられることがしばしばあります。付き合う人をきちんと選べるようにしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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