「相手は自分の足元にも及ばない」萬石之鍾は莛撞を以て音を起て不

萬石之鍾は莛撞を以て音を起て不

―萬石之鍾不以莛撞起音―

[原文](三国志 魏書 杜襲伝)
萬石之鍾不以莛撞起音
[書き下し文]
萬石の鍾は莛撞(ていしゅ)をもって音を起てず
[原文の語訳]
一万石の重量がある鐘は茎でできた鐘木では音は鳴らない
[解釈]
細い茎で作ったような鐘木では、重い鐘を鳴らすことはできない。つまり小人で大事は動かすことはできないということです。
最近は僅かな声からでも風評や炎上など大きな影響を与えることがありますが、この場合は個人に限定したものであり、能力の限界が見えているのに虚勢を張っている自分など取るに足らない、捨て置けばよいということです。
ただし、その人物が秘めたる能力を隠して持っていたのならば侮ることととなり思わぬ損害を被る危険性もあります。まずは正しく人物鑑定をし、その上で事の軽重を加味して判断することが必要です。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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