我偶服する薬の所を問う耳
―我偶問所服薬耳―
- [原文](三国志 魏書 趙儼伝)
- 我偶問所服藥耳。
- [書き下し文]
- 我たまたま服する薬の所を問うのみ。
- [原文の語訳]
- 私はたまたま服用する薬の在り処を訊いただけ。
- [解釈]
- 普段から服用している薬がどこにあるかを訊いただけなのに、わざわざ幾多もの種類を調達して差し出したことに対して、言葉というのは難しいと苦笑するのです。
- 毎回こちらの意図が必ずしも相手に対し正確に伝わるとは限りません。そのことを意識した上で正確に伝わるように丁寧に話し、さらに確認することが必要です。
- 一度口から出た言葉は無かったことにすることにはできません。特に上の立場となると周囲はその言葉を実現するために動くことになります。
- 飲食店などでの受注業務では、お客さんからの注文を復唱することで間違えがないようにチェックします。時にお客さんが悩んでいる独り言なのか注文なのか判断しにくいこともありますね。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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