その人の為に死に、人に為に任える、親昵の職なり
―且為人死、為人任、親昵之職也―
- [原文](三国志 魏書 辛毗伝)
- 且為人死、為人任、親昵之職也。
- [書き下し文]
- その人の為に死に、人に為に任(た)える、親昵(しんじつ)の職なり。
- [原文の語訳]
- その人のために死力を尽くし、その人のために責任を果たすのが、親しくなじんだ関係での務めである。
- [解釈]
- 家族付き合いに近いほどの主従関係であれば、主人のために懸命に職責を果たすのが従事者の務めだということです。
- 組織でも家族のような雰囲気であれば、全員が一丸となって課題に立ち向かえるものです。
- 大きな組織でも小さなグループに分け、それぞれが分担独立していると個々が家族のような構成となります。もちろん、トップやリーダーが主となる資質を備えていなければいけません。
- 社外での私部分まで介入してはいけませんが、少なくとも就業中は家庭のような雰囲気で、良し悪し言いたいことをきちんと言えるような環境にしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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