不断なれば則ち威無し、決少なければ則ち後事を失なう
―不断則無威、少決則失後事―
- [原文](三国志 魏書 楊阜伝)
- 不斷則無威、少決則失後事。
- [書き下し文]
- 不断(ふだん)なれば則ち威なし、決少なければ則ち後事を失なう。
- [原文の語訳]
- 断ち切ることができなければ威厳がなく、決断力に欠けると後の大事を失なう。
- [解釈]
- 思い切って断ち切る勇気がなければ威厳を保つことはできず、決断力に欠けると大事を成すことはできないということです。
- 私情に流されたり複数の選択肢からなかなか選ぶことができない、一旦決めかけたことを再び再考するなど軸がブレているとトップとしての威厳は保てません。
- 組織として最終決断をするのはトップですから、そのトップの決断が優柔不断では迷走してしまいます。後に方針転換はあるにせよ、私情と決別し決断時とその後しばらく結果が出るまでは我慢する勇気を持ちたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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