吉瑞の動きを得ても、猶尚憂懼する
―動得吉瑞、猶尚憂懼―
- [原文](三国志 魏書 楊阜伝)
- 動得吉瑞、猶尚憂懼。
- [書き下し文]
- 吉瑞(きちずい)の動きを得ても、なおなお憂懼(ゆうく)する。
- [原文の語訳]
- めでたいしるしの兆候があっても、それでもなお心配し恐れる。
- [解釈]
- 吉兆があっても、手放しに喜ぶことはしないということです。
- 計画通りに事業が推移し、爆発的な成果が得られそうだと確信しても、どこで思わぬハプニングが起こるわかりません。終わってみるまで安堵できないのです。
- できる人はあらゆる場面を想定し、常に不安材料を探して解決策を考察するものです。
- メディアで取り上げてもらえることで来店や受注が増えることは喜ばしいことですが、反面その影響で手が追いつかないなどマイナスとなる部分もあるのです。そういった部分を事前に対処する方策を考えておく必要があります。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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