明極まれば、則ち察に疑い多し
―明極則過察而多疑―
- [原文](近思録)
- 睽極則咈戻而難合、剛極則躁暴而不詳、明極則過察而多疑。
- [書き下し文]
- 睽極れば則ち咈戻(ふつれい)にして合い難く、剛極まれば則ち躁暴にして詳(よ)からず、明(めい)極まれば、則ち察に疑い多し 。
- [解釈]
- シンプルに考えて即決しよう
- 何も考えないで行動するのもよくないが、いろいろ考えすぎると不安要素が沢山出てきて決断できなくなる。
- できる人は思いついたり気づいたことはまずやってみることがカギといっています。悩むことで遅れをとったり、結局しないままであとから後悔するくらいだったら、まず一歩踏み出してみて、それから考えるという積極性が必要なようです。
- ここにも「考え込む」ことに対する過ぎたるは猶及ばざるが如しの様子が含まれていますね。
- [参考]
- 警戒01-08
[中国古典一日一言]
今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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