「密室会議をしない」公事不私議

公事は私に議せず

―公事不私議―

[原文](礼記 曲礼・下)
公事不私議
[書き下し文]
公事(くじ)は私に議せず
[原文の語訳]
公的な事柄を私的なところで議論すべきではない
[解釈]
図るべき機会があるのだから、場外で議論しないということです。
忙しいご時世では水面下での調整は必要なこともあります。現代では出席者全員が一堂に会する時間がなかなかとれないのも事実です。ただ不透明な密室談合と捉えられると不信感をいだかせることにもなりかねませんので注意が必要です。
顔を合わせる時間がなければSNSのディスカッションやグループメッセージを活用すれば可視性の高い議論ができますね。
翻って、公的な議論の場では私的な相談や無駄話をすべきでないとも受け取れます。
居酒屋会議で一旦決まった方針をコロコロ変えたり、酒の勢いで決めてしまうトップには困りものです。
[参考]
公事は私に議せず:世外桃源:So-netブログ

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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