言うは易く行うは難し
―言之易而行之難―
- [原文](塩鉄論 利議)
- 言者不必有徳。何者、言之易而行之難。
- [書き下し文]
- 言う者は必ずしも徳有らず。何となれば、之を言うは易く之を行うは難し。
- [原文の語訳]
- 立派なことを言う者が必ずしも徳があるとは限らない。なぜか、言うことは簡単だが実行することは難しいからである。
- [解釈]
- 口先だけで実が伴わないということです。
- 風呂敷だけ大きく広げるけど自分は何もできなかったり、実行力や実績のないのに辛口な評論家などがいますね。
- 面接で売り込むために、調子の良いことばかり言って大きく見せてしまい、いざ採用となったら言うほどできず、周囲を失望させてしまってはいけません。
- できる人は無言実行します。また有言実行として自ら奮い立たせる人もいます。
- 世界で活躍するスポーツ選手の中には、小さい頃から大舞台で活躍する姿をイメージし作文に書き残したりしています。ですが、才能は徳とは違いますし、彼らも有言実行の糧としているのです。
- やたら耳障りの良い公約をいくつも掲げて、実際なにもできなかった事例は数知れずですね。
- [参考]
- 言うは易く行うは難し(いうはやすくおこなうはかたし) 【意味、例】
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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