「時流を見極める」従其所刻者入水求之

其の刻みし所の者従り水に入りて之を求む

―従其所刻者入水求之―

[原文](出典)
従其所刻者入水求之
[書き下し文]
其の刻みし所の者従(よ)り水に入りて之(これ)を求む
[原文の語訳]
舟に刻んだ目印のところから水に入って剣を探す
[解釈]
「刻舟求剣(こくしゅうきゅうけん)」の由来です。舟は水に流されているのに、舟に目印を付けて落とした剣を探すために潜るということです。
時勢は流れているのに古い考えや習わしに固執するということです。
良い意味で流されないような軸のはともかく、そもそも軸自体がずれてしまってはいけませんね。
周囲から時代遅れだとか時代錯誤といわれてしまうようなトップや組織では孤立してしまいます。
古い参考書や問題集を学習したとしても、内容が改訂されていたり違う解釈や正答になっていたりすることもあります。
歴史でも自分たちの頃と今の子どもたちが学んでいる内容では年号や人物画が修正されていることが時折話題になります。
時勢や時流を見極め、いま何が求められているのか、自分にとって何が必要なのかを日頃から確認する意識付けをしたいですね。
[参考]
No.606 【刻舟求剣】 こくしゅうきゅうけん|今日の四字熟語|福島みんなのNEWS – 福島ニュース 福島情報 イベント情報 企業・店舗情報 インタビュー記事

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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