危うきこと朝露の若し
―危若朝露―
- [原文](史記 商君列傳)
- 危若朝露。
- [書き下し文]
- 危うきこと朝露の若(ごと)し。
- [原文の語訳]
- その危うさは朝露のようにである。
- [解釈]
- 日が昇ると乾いて消えてしまう朝露のように、現状は危険な状態であるということです。
- 危険が迫っているのに対処しようとしない人に苦言を呈しているわけで、受けては聞き入れることが大事ですが、得てして危機感を持っていないものです。
- 順風なときほど危機管理は薄れるものです。また独断専行だったり、地位やプライドにしがみついてなかなか聴く耳を持たないこともありますね。
- 危機は常にすぐ目の前にあって、そこに晒されている状態であるという意識をもっていたいものです。
- どこかに前兆は出ているものです。自分が気づかなくても周囲が察知してくれる場合もあります。聞き流すことなく一度確認するようにしたいものです。
- [参考]
- No.1813【危在旦夕】キザイタンセキ|今日の四字熟語|福島みんなのNEWS – 福島ニュース 福島情報 イベント情報 企業・店舗情報 インタビュー記事
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
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[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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