「耳障りでも正しさを説く人を大切にする」臣以為忠臣不必親

臣は忠臣を以て必ず親しく為らざる

―臣以為忠臣不必親―

[原文](三国志 魏書 杜畿伝)
臣以為忠臣不必親
[書き下し文]
臣は忠臣を以て必ず親しく為らざる
[原文の語訳]
臣下は忠臣であっても必ず親愛されるわけではない
[解釈]
忠義の臣であっても必ず上司から好かるとは限らない、それは上司のためをもって進言をすることが上司に対して耳障りなこともあるからということです。
逆に上司に対して媚をうって好かれる部下は真の忠臣とは限らないということでもあります。
指導者でも決して教え子に優しくはないもので、その最中は嫌われているものです。でも達成後に振り返ってみるとそれが正しかったとわかるのです。
相手や組織のためを思って苦言を呈する悪役を買って出る人がいます。感情的にならずに第三者的観点をもって、自分と相手のどちらが正しいかを判断する冷静さをもちたいものです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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