「その気概は誰のためか」仁者必有勇、勇者不必有仁

仁者は必ず勇が有るも、勇者に必ずや仁は有らず

―仁者必有勇、勇者不必有仁―

[原文](三国志 魏書 李通伝)
仁者必有勇、勇者不必有仁
[書き下し文]
仁者(じんしゃ)は必ず勇が有るも、勇者に必ずや仁は有らず
[原文の語訳]
仁徳者は必ず勇気があっても、勇気ある者に必ずしも仁徳があるわけではない
[解釈]
仁徳者は不優で悩んだり不安になるようなことがない勇者だが、逆に勇者だからといって仁徳者であるとは限らないということです。
利他的行動に出る人は積極的ですが、一方で積極的だからといって必ずや利他的とは限らず利己的かもしれない。トップでも組織のためになりふり構わぬ行動で尽力する人と、同じ行動でも保身のためかもしれないのです。
お店であれば、純粋にお客さんに喜んでもらうためのサービスや特典なのか、口コミでの宣伝効果を狙ってのそれなのかということでしょうか。そのインスタ映えはどちらなのでしょうか。
名誉欲の強い人は後者になりそうですね。前者は人の評価など気にしないものです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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