萬目を張らざればその綱を挙ぐ
―萬目不張挙其綱―
- [原文](三国志 魏書 崔林伝)
- 萬目不張挙其綱。
- [書き下し文]
- 萬目(ばんもく)を張らざればその綱を挙(あ)ぐ。
- [原文の語訳]
- 網目が張っていなければ綱を引き上げる。
- [解釈]
- 網が緩んでいては役目を果たすことはできません。役目を果たすには綱を引いてビシッと張る必要があります。つまり人々に緊張感がないようであれば統率するために叱咤激励する必要があるということです。
- また目標に対して各人が曖昧な理解では一致団結して事に挑むこともできません。対処法として大綱を示し、全員が理念を共有する必要があります。
- 個人であっても気が緩んでいるように感じたら、引き締めることを忘れないようにしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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