今日の一言

明極まれば、則ち察に疑い多し―明極則過察而多疑―(近思録)睽極則咈戻而難合、剛極則躁暴而不詳、明極則過察而多疑。睽極れば則ち咈戻(ふつれい)にして合い難く、剛極まれば則ち躁暴にして詳(よ)からず、明(めい)極まれば、則ち察に疑い多し 。シン...

山を為ること九仞、功を一簣に虧くく山を為(つく)ること九仞(きゅうじん)、功(こう)を一簣(いっき)に虧(か)―為山九仞、功虧一簣―(書経 周書・旅獒)嗚呼、夙夜罔或不勤。不矜細行、終累大德。爲山九仞、功虧一簣。嗚呼(ああ)、夙夜(しゅくや...

人を存るものは眸子より良きはなし人を存(み)るものは眸子(ぼうし)より良きはなし―存乎人者、莫良於眸子―(孟子 離婁章句上15)孟子曰、存乎人者、莫良於眸子。眸子不能掩其惡。胸中正、則眸子瞭焉。胸中不正、則眸子焉。聽其言也觀其眸子、人焉哉。...

備えを以って時を待ち、時を以って事を興す―以備待時、以時興事―(管子)...是以聖王務具其備而慎守其時、以備待時、以時興事、時至而舉兵、絕堅而攻國、破大而制地、大本而小標......是を以て、聖王は務めて其備を具足し、愼で其時を守る、備を為...

君子は豹変す―君子豹變―(易経)上六、君子豹變、小人革面。征凶、居貞吉。上六は君子の豹の如く変じて、小人従がう、征くは凶なれども、貞しきに居れば吉なり。できる人は臨機応変に対応し、自分の非は認めて直ちに改めるが、できない人は、その時は表面上...