「目は口ほどにモノを言う」人を存るものは眸子より良きはなし

人を存るものは眸子より良きはなし

人を存(み)るものは眸子(ぼうし)より良きはなし
―存乎人者、莫良於眸子―

[原文](孟子 離婁章句上15)
孟子曰、存乎人者、莫良於眸子。眸子不能掩其惡。胸中正、則眸子瞭焉。胸中不正、則眸子[目毛※]焉。聽其言也觀其眸子、人焉[痩※]哉。
[書き下し文]
孟子曰く、人に存するは、眸子(ぼうし)より良きは莫し。眸子は其の惡を掩うこと能わず。胸中正しきときは、則ち眸子瞭焉たり。胸中正しからざるときは、則ち眸子子[目毛※]焉(ぼうえん)たり。其の言を聽き、其の眸子を觀ば、人焉んぞ痩(かく)さんや、と。
[解釈]
目は口ほどにモノを言うことを意識して。話を聞くとともにその相手の目も見て、その言葉に偽りがないか観察するように。
まぁ言葉だけじゃなく目を見ることも大事ですが、普段から言動も注視したり見守ったりする観察力が必要です。
親子でもそうですし、職場でも部下を持つようになると、自分の話をきちんと聞いて、ちゃんと理解しているか、他事を考えていないかを聞く姿勢を注視することが必要になってきますもんね。
[参考]
孟子離婁

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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