平成20年12月15日10時30分から(第一会議室)

本日は3点、報告をさせていただきます。
1点目は、名古屋城本丸御殿の復元着工についてです。
「平成の市民普請、はじまる。」ということで、大きなポスターを作りました。市民の皆様のご支援により、武家文化の最高傑作がいよいよ甦ります。
11月の定例会で議決をいただき、今月4日に契約いたしました名古屋城本丸御殿の復元に、来年1月19日(月曜日)、着工します。
ご承知のように、昭和20年の5月14日、戦災により焼失しました本丸御殿が、1612年の作事開始から400年の時を超え、「平成の市民普請」により復元される、そんな市民の夢がついに現実となりました。
当日は、名古屋城を無料開放し、午後1時から城内で起工式を行います。餅投げや市民による鍬入れなど、市民の皆様とともに工事の無事を祈念する行事を行うほか、木曽広域連合や中津川市、幡豆町など本丸御殿と関係の深い自治体の協力も得ながら、ブースやステージイベントで、この1日、名古屋城全体をお祝いに満ちた雰囲気にします。
その後、名古屋能楽堂において「城郭都市サミット」を開催します。
大阪市、京都市、熊本市、犬山市の各市長さんと私で、「城の輝き、街の輝き」をテーマに、城を活かしたまちづくりや交流について意見交換を行います。コーディネーターは、名古屋開府400年記念事業実行委員会のゼネラルプロデューサーである、荒俣宏さんにお願いをしています。
焼失前の本丸御殿は、近世城郭建築の最高傑作であり、昭和5年に国宝第1号として指定されました。その文化的価値と風格を忠実に復元し、未来へ受け継いでいく、そんな一大文化事業にしていきたいと思っています。
2点目は、名古屋開府400年のCMについてです。
名古屋開府400年となる2010年まで382日、1年とわずかになりました。この名古屋にとっての大きな節目を、より多くの方々に知っていただこうと、CMを作成しました。来年の1月1日から、テレビやインターネットなどで放送します。
このCMは、名古屋の400年の歴史を振り返り、主な出来事を挿絵や写真で紹介するとともに、なごや広報大使の加藤晴彦さんと開府400年祭のマスコットキャラクター「はち丸」が、子どもたちと一緒に名古屋開府400年を祝うという内容です。
映像を用意していますので、ご覧ください。テレビ用の15秒のものと、インターネット用の30秒のもの、2種類用意しましたので流します。
(CM放送)
名古屋開府400年祭については、先週、第2回実行委員会を開催し、議論をしました。知恵と工夫を集め、みんながそれぞれの思いを持って自由に参加できる、参加したくなる事業にしていきたいと考えています。
広報の面でも、今回のCMをはじめとして、期待を高めていただけるよう展開していきたいと考えています。
3点目は、指定都市市長会議の開催についてです。
来週22日(月曜日)に、指定都市市長会議が開催されます。
今月8日、地方分権改革推進委員会において「第2次勧告」がまとめられ、同日、指定都市市長会の会長として、私の談話を発表しました。今回の指定都市市長会議でも、「地方分権改革の推進に向けた取組みについて」を、議題に予定しています。
来春、地方分権改革推進委員会がまとめる予定の「第3次勧告」に向けて、指定都市市長会の意見を反映していけるよう、各市長さん方と議論を行ってきます。議論の成果は、「指定都市の意見第4次提言」に盛り込む予定です。
17市が一致団結して地方分権の推進に向けて取り組んでいくことができるよう、会長として、しっかりと議論の進行役を務めてきたいと思っています。
この日は、定額給付金などの国の施策についても、議論をする予定です。
名古屋市:平成20年12月15日市長定例記者会見(市長の部屋)
http://www.city.nagoya.jp/mayor/kaiken/h20/nagoya00062656.html