鳴海工場は環境にやさしいごみ処理施設です
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今年7月から本格稼動した鳴海工場は・・・
■名古屋市最初のPFI事業(Private Finance Initiative)
PFIとはこれまで公共が行ってきた事業を民間の資金と能力を活用して効率的に運用してゆくものです。
ごみ焼却炉の建設から運営管理までを民間事業者が行い、ライフサイクルコストを大幅に低減し、公共サービスの向上を目指します。
■シャフト炉式ガス化溶融炉を採用。
可燃ごみだけでなく、これまで埋め立て処分していた破砕後の不燃物や他の焼却工場の焼却灰を溶融してスラグと呼ばれるガラス質の固形物にすることができます。このスラグはアスファルトなどの細骨材、あるいは、道路の路盤材に利用することができ、その結果、埋め立て処分するごみの量が大幅に削減できます。
また、スラグをつくるときに金属成分(主に鉄分)を回収することができるので、破砕工場で選別しきれなかった金属を資源として生かすことができます。
ガス化溶融炉は高温での溶融と発生する可燃性ガスの安定的な燃焼を実現できるので、ダイオキシンなどの有害物質の排出が抑えられます。
鳴海工場は循環型社会に適した最先端の焼却工場といえます。
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