「まず信頼を得ることから」君者舟也、庶人者水也

君は船なり、庶人は水なり

―君者舟也、庶人者水也―

[原文](荀子 王制編第九)
君者舟也、庶人者水也。水則載舟、水則覆舟。
[書き下し文]
書き下し文君(きみ)は船なり、庶人(しょじん)は水なり。水すなわち舟を載せ、水すなわち舟を覆す。
[原文の語訳]
君は舟であり。人民大衆は水である。水は舟を載せるが、また舟を転覆させもする。
[解釈]
舟が水しだいで安定もするし転覆もするように、君主の座も人民の出方しだいで安定もし転覆もする。
使う者は、使われる者の信頼があってこそその地位に留まることができる。
周りの人々の理解や協力を得られなければ、リーダーとして何事も進めることができない。そのためにはまず信頼を得ることからしなくてはいけない。
「水」は中国古典では柔軟でかつ非常に強い力をもつ代名詞となっています。ここでは政権交代が良い例と考えます。
メディアが(扇動して)水路(世論)を屈折させると、水の流れがおかしくなり、船が安定を保てず転覆する例も多い気がします。
[参考]
コメント
=bigot爺の思いつき=:サクラと雑草 =あらたなスタート号=
着眼大局、着手小局の哲学をもて (荀子) 野口修一の公式ブログ/ウェブリブログ

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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