「目先の小さな利益に惑わされないように」顧小利則大利之残也

小利を顧みるは則ち大利の残なり

―顧小利則大利之残也―

[原文](韓非子 十過)
顧小利則大利之残也
[書き下し文]
小利を顧みるは則ち大利の残なり
[原文の語訳]
小さな利益を気にすることは大きな利益を損なうことである
[解釈]
この一文は政治に関する10の過ちを挙げているうちの1つで、「小さな利益に惹かれることは、大きな利益を得るための妨げになる」と説かれています。
目先の小さな利益ばかりを気にしていると、大きな利益を得る機会を逸する
「三利あれば必ず三患あり」ともいいます
利益をちらつかされても簡単に飛びつかず、自制心をはたらかせて、利害損失を慎重に検討したうえで行動に移すようにしましょう。
大きな目標へ向かうために、目の前の小さな目標をコツコツとクリアしていく。きちんと目標管理がなされていれば小さなクリアで満足することなく継続し、いずれは本来の大きな目標をきちんと達成できるはずです。
目先の名声だけを得るために調子の良い口先だけでは。いずれ見透かさ、大事をするときに「オオカミ少年」になりかねません。
[参考]
2014年05月のブログ|茶臼山古墳的 日々是好日

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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