至言は言を去る
―至言去言―
- [原文](荘子 外篇 知北遊)
- 至言去言。
- [書き下し文]
- 至言は言を去る。
- [原文の語訳]
- 至言は言葉では表せない。
- [解釈]
- 至言とは真理や本質を的確に表現した言葉ということで、真理は言葉で表現できないということです。
- 芸術品でも説明を受けるよりも自らの五感で感じるものと言いますよね。素晴らしいものを観ると言葉が見つからないといいますし、百聞は一見に如かずです。
- 「コツ」や「感覚」、伝統工芸や匠の技は言葉や文章で伝えられてない部分が多々あります。現代では科学技術を用いて記録として後世に残すための取り組みが行われています。
- いくら厳密なマニュアルを作成して配布しても、真意まで正確に伝えることは難しいものです。
- 本当に美味しいものを食べると言葉が出なくなることもあります。テレビの食レポでも、稀にそういう場面があったりします。
- [参考]
- 至言去言 | Vento Fortunate ~ aria 1976~ eternal blood~
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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