「口で言うより、まず行動で」君子欲訥於言而敏於行

君子は言に訥にして、行いに敏ならんことを欲す

―君子欲訥於言而敏於行―

[原文](論語 里仁第四)
子曰。君子欲訥於言。而敏於行
[書き下し文]
子曰く、君子は言に訥(とつ)にして、行いに敏(びん)ならんことを欲す
[原文の語訳]
孔子が言う。君子は、口数少なくても、行ないは敏活であることを望む
[解釈]
口は重いが実践には敏捷であることが望ましい。
口で言うより、まず行動で示す。→不言実行
できる人はあれこれ言わず、さっと決断して動くのが望ましい。
先日の「人生一分を減省せば、すなわち一分を超脱す」にもあるように、コミュニケーションにおいても「人付き合いは下手だが仕事はバッチリできる」に通じるところもあるようです。
「有言実行」もよいですが、場合によってはあれこれ立派な言葉を並び立てるよりも、まずはやってみせるのも一考。
言葉少なめでも経験知による言葉の方が重みがあります。
身近なところで青年部の先輩に自分が手本としている宰相型リーダーをもった人がいます。
[参考]
論語:里仁第四:24(原文・書き下し文・現代語訳) – Web漢文大系

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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