「譲り合いの心は社会生活を円滑にする規範」辞譲之心、礼之端也

辞譲の心は礼の端なり

―辞譲之心、礼之端也―

[原文](孟子 公孫丑章句上篇)
辞譲之心、礼之端也
[書き下し文]
辞譲(じじょう)の心は礼の端(たん)なり
[原文の語訳]
譲り合う心は礼の始まり
[解釈]
人が生まれながらに持っている「仁・義・礼・智」の芽生えとなる四つの心情(四端説)のひとつで譲り合いの心は礼の始まりにあたる。
礼の心を養うには「俺が俺が」ではなく、自らが一歩退いて人に譲ろうとする心からで、その心を成長させることで社会に出ても円滑に過ごせるようになっていくのです。
あくまで端(はじまり)なので、それが「礼」のすべてではないのです。しかし小さな一歩としては大事なのです。
[参考]
辞譲の心は礼の端なり:原文・書き下し文・意解 言葉の散歩道55 | ナオンの言葉の散歩道

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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