「一歩一歩着実に」不積蹞歩、無以至千里

蹞歩を積まざれば、以って千里に至るなし

―不積蹞歩、無以至千里―

[原文](荀子 勧学編 九)
不積蹞歩、無以至千里。騏驥一躍,不能十步、駑馬十駕,則亦及之、功在不舍。
[書き下し文]
蹞歩(きほ)を積まざれば、以って千里に至るなし。騏驥も一躍にして十歩なること能わず。駑馬も十駕すればまた之に及ぶ。功は舎めざるにあり。
[原文の語訳]
一歩一歩を積まなければ、千里の道を行くことが出来ず足の速い名馬もひと飛びでは、十歩の距離も進めず、足の鈍い駄馬も十日の行程を費やせば、名馬の一日の行程に追いつくことができる。このようなことができるのは不断に努力して中途でやめないからである。
[解釈]
一歩一歩着実に、地道に続けることが大事です。
勉強や努力をコツコツと重ねれば、最後には物事は立派に成就するのです。
できる人の秘訣に日夜努力を続けることがあるそうです。スポーツ選手でも日頃から練習を怠らないことが不可欠とされています。でもそこは多くの人の目には映らないのです。
[参考]
功は舎めざるにあり / 荀子 | 講老箚記 – 東洋思想・哲学・文化の研究

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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