「大小関係なく、受けた恩義は必ず返す」投我以桃、報之以李

我に投ずるに桃を以ってすれば、これに報ゆるに李を以ってす

―投我以桃、報之以李―

[原文](論語)
投我以桃、報之以李
[書き下し文]
我に投ずるに桃を以ってすれば、これに報ゆるに李を以ってす
[原文の語訳]
桃が贈られてくれば、返礼としてすももを贈り、それに報いる
[解釈]
どんな些細な恩義でも、受けた恩義には必ず返すのは基本です。ただ、無理をしてまですぐ返すことは難しいときは、時間をかけてでもちゃんと返す気持ちが大事です。
「受けた恩は覚えていも、与えた恩は忘れろ」という言葉もあります。小人は与えた恩をいつまでも覚えていて、事あるごとに「あの時」と掘り返してきますよね。
「一飯の徳にも必ず報ゆ」(史記)もあります。
「減税したのだから、その中から少しでも寄付に宛ててほしい」とは都合の良い話です。
[参考]
Creators Room 第六話:投我以桃 報之以李

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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